「サングラスっている?いらない?」

ラフティングのレースを見ていると結構な割合でサングラスかけてる人いますよね?

かっこいいですよね!笑

実際私も昔かけていました!なぜかというとそれがかっこいいと思っていたからです!笑笑

しかし、今はレース中絶対にサングラスはかけません!逆にスカウティング中は多少曇っていてもかけます。

もちろんきちんとした理由があります。今回のお題は『サングラスっている?いらない?』についてです。

そもそもなぜサングラスをかけるのか

では、そもそもなんでサングラスをかけるのでしょうか?

カッコいい以外にも理由はあります。

  • ・目の保護(枝や虫などからの保護)
  • ・紫外線対策
  • ・視力矯正

以上のようなものが挙げられると思います。実際川によっては枝などが多く前の人が弾いた木が飛んでくるといったこともあります。

また、水面の紫外線反射はすごいので晴れた日だと照り返しも相まって目もやられてしまいます。海外遠征などにいく選手にとってサングラスは必需品だそうです。オーストラリアなどだと日本よりもオゾンが薄く紫外線がモロに降り注ぎますのでサングラスがないと危険なレベルらしいです。

人によっては、メガネの代わりに矯正レンズを入れて使っている人もいるでしょう。

このようにサングラスをする理由は人によって様々だと思います。

サングラスをお勧めできない理由

目の保護という観点からするとサングラスをつけるべきかもしれません。

しかし、当然つける事によるデメリットがあります。

  • ①水滴がついたり曇る事による視界不良
  • ②フレームなどによる視界の制限
  • ③コントラスト変化による見間違い

大きく分けるとこの3つ理由になります。1つずつ解説していきます。

①水滴がついたり曇る事による視界不良

川で競技をする以上確実に水滴が飛びます。どんなに気をつけていてもパドルのしぶきなどもあります。濡れないというのはほぼ不可能です。サングラスに水がつくと水滴となり視界に入ります。当然大量につくと前が見えませんし、視界に入る以上必ず気になります。その水滴が乾くと白く残り、今度は歪んで見えます。

また、レースをしているということは汗もかきます。仮に濡れなかったとしても汗で曇ります。これに関しては完全に前が見えなくなる可能性があるのでかなり危険です。

②フレームなどによる視界の制限

多くのサングラスにはフレームがあります。オークリーなどのスポーツサングラスでは「フレームが視界に入らない」というものもありますが、どうしても角度がつくとフレームが視界に入ります。アップゲートの出の際、下流にある次のゲートを振り返ると確実に視界に入ります。結局のところこのフレームが視界を狭めてしまいます。これに水滴がついていると見えるはずのものも見えなくなってしまう可能性があります。

③コントラスト変化による見間違い

サングラスには大体色がついています(クリアレンズもありますがほとんど使う人はいないかと思います)。この色により見え方(コントラスト)に違いが出てきます。ウェーブやバックウォッシュも結局は水なので光を反射します。レース中は一瞬の判断が重要になってきます。それなのにコントラストが変わる事によって見え方に変化があっては大変です。どうしても色付きのレンズというのは可視透過率が低くなりがちです。木陰や、曇りなどのシチュエーションでは暗くて見えないなんて事になりかねません。

以上3つの理由により私は競技中のサングラス着用はお勧めしていません。

スカウティングではかける

競技中はかけない方がいいと言ってきましたが、スカウティングの時は逆です。

スカウティング時はガンガンかけた方がいい派です。

スカウティングしているときはいろいろな角度から見られるので照り返しやコントラストなどを気にする必要がありません。何よりも水の照り返しをずっと眺めているとそれだけで目が疲れてしまいます。

また、偏光レンズなどを使えば見えにくい隠れ岩などまで確認することも可能です。

陸を歩く時・休憩中・スカウティング中などは可能な限りかけるようにしています。

まとめ

今回はサングラスの有用性について解説しました。

かけるもかけないも結局は自己責任です。

しかし、このような危険もあるということを認識しておくだけでも変わってきます。

私もカッコつけてサングラスで降っていましたが、現実に曇ったりして前が見えなくなったりして「鬱陶しいし危険だな」と感じたのでかけるのをやめました。

ラフティングではありませんが、カヌースラロームなどを見ているとレース中かけている人は1人もいません。もちろん陸で見ているコーチたちはみんなかけています。

水をかぶる競技・ミスすると命を落としかねない競技だからこそこのようなところまでしっかり考えていければいいかと思います。

もちろんサングラスがダメと言っているわけではありません。考えた結果あった方がいいという結果にたどり着いたならかけるべきだと思います。

補足

「サングラスではなくメガネはどうなのよ?」と思う方もいるでしょう。

個人的にはメガネもお勧めできません。理由はサングラスと大体一緒です。

可能ならソフトコンタクト(ワンデイや1ウィークなど)にするのがお勧めです。水をかぶる瞬間目を閉じれば大丈夫ですし、流してしまってもダメージが少ないかと思います。

しかし、これも体質やアレルギーなどによりコンタクトが合わないという方もいるかと思います。そんな時は全然メガネでいいと思います。(眼鏡バンドは絶対しましょう!流した人を何人も知ってます…)

コメント