自然を楽しむ

みなさんはどうしてパドルスポーツを続けていますか?

競技性や乗り物種目の面白さ、エクストリームスポーツとしてのフィールドの変化など人によって様々でしょう。

今回はそんなパドルスポーツ、ラフティングの魅力についての個人的な考え方について語っていきたいと思います。

私が個人的に考えるラフティング最大の魅力は『自然との調和』です。このブログでも何度かお話ししていますが個人的に一番好きなラフティングの競技はダウンリバーです。理由は「最も川を堪能できるから」です。景色の変化を見ながらそれぞれに違う水の動きに合わせてボートを最善の方法で進めるというダウンリバー競技は川と一体になっていく感覚がして好きなのです。

もちろん人工コースで作られた波の中を全選手同じ条件で漕ぐというのも競技性としては高いですし、よくできていると思います。

しかし、個人的にはエクストリームスポーツの魅力はもっとあると思います。

写真はみなかみで撮ったものですがいかがでしょうか?

個人的には気に入っている写真の一枚です。ピントが少々ずれたり背景にコマーシャルが映り込んだりしていますがそれも全てエクストリームな環境で行うスポーツの味とも思います。

これだけの自然の中でその自然をそのまま競技場として使う競技は多くはありません。写真は新緑の季節ですが、紅葉になるとまた景色が変わります。おそらく選手たちは見えていませんが、実はこれだけ豊かな自然の中で競技をさせてもらっているのです。

コースの下見(スカウティング)の際もこれだけの景色を見ながら自然のコースについて考える競技はなかなかありません。

写真は谷川岳とそこから流れ出る利根川ですが、谷川に降った雪が春になり雪解け水として川に流れ込み坂東太郎(利根川の別称)の激流を呼び起こさせるのです。

競技に集中するとついつい川のラインにばかり目が行きますが頭をクリアにするという意味でも一度深呼吸でもしながら視野を広げてみてください。

普段練習している「いつもの川」でも時間帯や角度、見方によっては素敵な景色が見えるかもしれません。

競技に集中するのももちろん良いことですし、競技人口が増えてくれることはとても喜ばしいことではあります。しかし、せっかくパドルスポーツに出会えたのであれば他の楽しみ方も経験してみて欲しいというのがガイドをしていた者としての想いでもあります。

個人的には別にカヌーやラフティングを通して「危ないこと」をしたいわけではありません。パドルスポーツを通して楽しいことをしたり、ゆったりとした時間を過ごしたり非日常を味わいたいのです。もちろんその中にはハイレベルな川も含まれるかもしれませんし、ハイレベルな遊びも含まれるかもしれません。そのためにレースを通して技術を磨き、安全能力を高めるというのが私のレースに対するモチベーションの一つでもあります。

部活としてレースメインで取り組んでいると漕ぐことや勝つことが目的となってきます。もちろんそれもそれでパドルスポーツの楽しみの一つであり、水を漕ぐという行為そのものにも魅力はあります。しかし、そればかりでは競技を辞めた瞬間パドルスポーツの魅力がなくなってしまいます。時々でも良いので周りの景色やそのフィールドごとの自然も楽しんでみてください。いつもの川でも何か新しいものが見つかるかもしれません。

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