「カヌー・カヤック」と「ボート」競技の違いについて

よくカヌー体験に来て、「ボート競技って・・・」と聞かれることがありました。

その度に「今乗っているのはカヤックですよ〜」なんて話をしていました。(心の内では「話のネタをワザワザふってくれた!」って喜んでるわけですが笑)

しかし、実際この質問に明確に答えられるガイドさんって意外と少ないのかなと思います。

そこで今回は「カヌー・カヤック」と「ボート」の違いについて解説したいと思います。

厳密に言えば「カヌー」と「カヤック」も違います。それはボートとの違いを解説した後に紹介します。

明確に違うのは「カヌーは前進」「ボートは後進」するです!!

後ろに進む「ボート」!!

少し見づらいですが画像は「ボート」です。

レガッタ」なんて呼ばれたりもします。

4人で乗っていますが、1人や2人といったカテゴリーもあります。また、漕ぎ手のオールが1人で1本か2本かという細かい違いは色々ありますが、全て後ろ向きで進みます。

主に湖や運河といった流れのない広い場所でスプリント形式で行われます

また、オールがボートに固定されておりテコの原理を使って漕ぎ進めていきます。

  • 基本的に後ろに進む。
  • オールは船に固定。

オールじゃなくてパドルです!「カヌー・カヤック」

カヌー・カヤック」にもボートと同じようにスプリント形式で行う「カヌースプリント」という競技もあります。

「ボート」と違うのは全員前(進行方向)を向いて漕いでいるということです!

しかし、ぱっと見では判断しづらいかもしれません。そこでもう一つ大きな違いをあげると「漕ぎ手が固定されているか、独立しているか」です。

カヌー・カヤックの場合、激しい川の中でも自由に動けるようにするため、漕ぎ手となるパドルがボートに固定されておらず独立しています。

このようにボートに固定されていない物を「パドル」。固定されている物を「オール」と言って呼び分けたりします。

  • 前向きに乗って比較的自由に動ける。
  • パドルは船に固定されていない。

大きな違いというのは以上になります!(もちろんレギュレーションやら何やら細かい違いを上げだすとキリがありませんが・・・)

「カヌー」と「カヤック」の違い

それでは次に「カヌー」と「カヤック」の違いについてです。

これに関しては勘違いしている方が結構います。

よくある勘違いは「カヌーはオープンデッキで基本的に濡れない」や「カヤックが激しい流れの場所をくだるやつ」といったぐあいです。

どちらも違います!笑

正解は、「カヌーはパドルが片側」「カヤックは両側」です。

ボートの違いはありません!!

写真はパドルの漕ぎ手が片側なのでカヌーと呼ばれます。

次の写真は両手で漕いでいるので「カヤック」ということになります。

写真の都合上ボートが違う感じになっていますが、最初の写真に両手漕ぎのパドルを持つと「カヤック」になります。逆も然りです。

いかがだったでしょうか?

大きく分けると「ボート」↔︎「カヌー・カヤック」があり、細分化すると「カヌー」↔︎「カヤック」があります。

両方ともオリンピック競技となっているので、ぜひ注意してみてみてください。

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